東洋医学

病気になる前に解決!東洋医学を知る!東洋医学と西洋医学の特徴

東洋医学と西洋医学の特徴

ご覧いただきありがとうございます。

【頑張るアナタにご褒美を・・・】

岡山県倉敷市中庄にあります
ごほう美サロンレストのマツキです。

 

本日の倉敷市中庄は久しぶりの雨です。
連日日中の暑さから急に気温がさがったので余計に肌寒いです。

急に気温が上がったり下がったりとなると
体調が崩れやすくなります。

体調管理に気をつけて過ごしましょう!

さて、本日は、
東洋医学
についてお話しさせていただきます。

東洋医学にはどんなイメージをお持ちでしょうか?

東洋医学の定義

東洋医学は、中国で生まれて発展したものです。
自然治癒力を引き出す中国由来の伝統医学で、
漢方や按摩(あんま)、鍼灸、養生法などを用いた医学のことを言います。
日本に入ってきたのは、5〜6世紀とされています。

現代の日本で用いられている東洋医学は、
古代中国から入ってきたものがそのまま使われているわけではありません。

中国から日本に渡ってきた頃から、日本で独自の発展を遂げています。
特に、平安時代から江戸時代中期に大きく発展したそうです。

漢方とは…
植物の根、葉っぱ、花や種、動物や昆虫、鉱物などを原料にして作られた
漢方薬を用いて病気を治療する医学のことです。
鍼灸(はり・きゅう)とは…
鍼やお灸を使って、身体にある経穴(ツボ)に刺激を与えて体調を改善させる治療法。
手技療法とは…
按摩(あんま)や指圧などのことを言います。
道具を使わず手を使って経穴(ツボ)や経穴と経穴をつなぐ気の通り道を刺激する治療法。
養生法とは…
薬効のある食材を用いて病気の予防や病後のケアなどを行うものです。
食事や運動、睡眠などの生活習慣に薬膳や薬草茶などを使って取り入れます。

東洋医学と西洋医学の特徴

では、東洋医学西洋医学の違いとは何でしょうか?

西洋医学とは(現在日本にある一般的な医療機関)では、
レントゲンや血液検査などによって得られた情報(数値や画像)から
病気を判断します。

「悪いところはメスや薬で取り除く」という考えが大きな特徴です。

オペ

西洋医学は、科学の成長とともに進歩を遂げています。
特に、癌やウイルス性の病気などの治療には大きな成果を発揮しています。

近年増えている難病に対しても、新薬などの開発によって効果が期待できるものもあれば、
昔々には不治の病といわれていた病気がワクチン接種などによって
治る病気となっているものもありますよね!

東洋医学では、
病気として表面に現れる前の段階 = 未病(みびょう)
を見つけ、治療をする医学です。

未病

(手書きのイラストで見辛くてすみません(汗))

西洋医学では病気とは診断されない段階で、
病気を引き起こす原因を取り除くことが利用的な治療の形とされています。

東洋医学の治療では患者様の

✅舌の状態
✅お腹の状態(触診)
✅脈の状態
✅食生活
✅排泄
✅睡眠

などの自覚している症状や生活習慣や生活環境など
幅広い情報にも目を向けることで身体の状態を把握します。

これにより、現場だけにとどまらず、患者様の体質を知り、
今後でてくるであろう症状を予測することができるのです!

表面に出る前、地中の病気のタネの存在がわかった時から
未病の段階で治療を行うことができるということが東洋医学の強みです。

 

 

東洋医学と西洋医学の健康観

東洋医学と西洋医学

「健康観」とは、健康に対する価値観やものの見方のことです。

東洋医学と西洋医学の特徴を知っていただきました。
その特徴からそれぞれ健康観にも違いがあります。

 

 

西洋医学では、「心や体はある一定の状態を保つことが健康」と考えます。
一定の状態から外れてしまうと病気だととらえます。

例えるとすると、、、
平熱37.0度であれば正常。熱が上がって38.0度超えたら病気。
という考え方です。

人間の体に備わっている【恒常性】を指します。

どんな病気でどんな原因だとしても、体を一定の状態に保つという健康観なので、
病気の攻撃を受け過ぎてしまうと耐えきれなくなり、急激にバランスを崩してしまいます。
そのため、ある日突然病気になったような感覚になりやすいです。

 

東洋医学では、「体の中のすべてのものはたえず変化していることが健康」と考えます。
体はたえず変化しているという健康観は、
起こりうる変化が停滞していると病気や不調になると捉えます。

こうした考え方は【変動制】と呼べます。

体は環境に応じて変化できる状態を健康と考えるので、
例えるなら、様々な影響で体が傾いても自然治癒力の力でバランスをとり、
ゆらゆらと起き上がり小法師のように起き上がってくる状態です。

おきあがり小法師

(おきあがり小法師。斜めにしても重力に逆らうかのように起き上がってくるおもちゃ)

自然治癒力で対応できない病気の攻撃を受けてしまった場合は、
体の傾きなどに合わせて治療や健康法によってバランスを保ちます。

東洋医学は、体はたえず変化しているもの、それがノーマルだと考えるので、
治療や健康法は単一ではありません。

同じ症状でも原因がそれぞれ人によって異なります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

東洋医学、西洋医学、それぞれの特徴をお話しさせていただきました。

東洋医学は難解なイメージを持たれがちですが、
東洋医学の考え方や仕組みを知れば
もっと身近になって魅力を感じていただけたのではないでしょうか?

東洋医学、西洋医学それぞれの特徴、長所を知って
幅広い視野を持って活用していただきたいです。

東洋医学には、病気になる前に・病気にならないために
自分の身体を知ることが出来るという魅力があります。

このブログを通して、東洋医学を知る機会になって
今後の治療の選択の幅が広がるとうれしいです!

参考図書 
仙頭正四郎(2014)『カラー図解東洋医学基本としくみ』西東社